THREE PANSのオリジナルポーチの反物は、
日本各地の福祉事業所と連携・協働し、約10ヵ所から届いています。
出来るだけ多くの人が参加できるよう、
各福祉事業所の支援員さんは、それぞれの人が持つ障がいの程度や
個性に合わせた工程の検討やサポートを行っています。
一段一段織っていく作業はとても時間がかかりますが、
そうして織り上がった布が製品となり、様々な方々に手に取って頂けることは、
織り手さんの喜びや自信、安心感にも繋がっています。
そうして織り上がった布が製品となり、様々な方々に手に取って頂けることは、
織り手さんの喜びや自信、安心感にも繋がっています。
ここで、福祉作業所での反物の制作工程をご紹介させて頂きます。
1. 糸選び
まず、タテ糸とヨコ糸に使う糸を選びます。
THREE PANSのオリジナル品は、この工程はTHREE PANSが行っています。
毛足の長いものや扱いにくい素材は使用しないように注意しています。
THREE PANSのオリジナル品は、この工程はTHREE PANSが行っています。
毛足の長いものや扱いにくい素材は使用しないように注意しています。
2. タテ糸の整経(せいけい)
タテ糸の長さや本数を決め、整経台を使って、
必要な長さのタテ糸を必要な数揃えていきます。
この後の工程も含め、手織り作業では糸が絡まないようにとても気を遣っています。
必要な長さのタテ糸を必要な数揃えていきます。
この後の工程も含め、手織り作業では糸が絡まないようにとても気を遣っています。
3. 筬(おさ)通し
綾ホルダーに整経したタテ糸をセットし、織り幅の分、筬に通します。
4. 綜絖(そうこう)通し
筬(おさ)を織り機にセットし、筬に通してある順に綜絖に糸を交互に通します。
「3.筬通し」、「4.綜絖通し」の工程は、細かい作業なので、
例えば10本単位で職員さんに確認してもらうなどして、
間違いなく進められるよう工夫しています。
筬(おさ)を織り機にセットし、筬に通してある順に綜絖に糸を交互に通します。
「3.筬通し」、「4.綜絖通し」の工程は、細かい作業なので、
例えば10本単位で職員さんに確認してもらうなどして、
間違いなく進められるよう工夫しています。
5. 織り機にタテ糸を張る
タテ糸を張る時は、均等に歪みがないようにします。
この工程では、糸の巻き取りを織り手さんにお願いしたり、
職員さんが対応するケースもあります。
6. 板ヒへ巻き付け
ヨコ糸を板ヒに巻き付けます。
ここでは同じ作業を丁寧に、正確に続けることが必要になります。
7.ヨコ糸を通して織る
板ヒをセットしたタテ糸の右側から左側に向けて動かし、
筬(おさ)を手前に引き寄せてヨコ糸を織ります。
ここでは織り手さんの得意な織り方を見て、柔らかいマフラーなどの織りと、
硬いポーチなどの生地織りを分けて作業して頂くこともあります。
板ヒをセットしたタテ糸の右側から左側に向けて動かし、
筬(おさ)を手前に引き寄せてヨコ糸を織ります。
ここでは織り手さんの得意な織り方を見て、柔らかいマフラーなどの織りと、
硬いポーチなどの生地織りを分けて作業して頂くこともあります。
8. タテ糸の入れ替え
手前の綜絖(そうこう)枠を手で下げて、タテ糸の上下を入れ替えます。
9. ヨコ糸を通して織る
7と8の工程を繰り返し、織り進めます。
織り進めるほど反物が仕上がっていき、成果が目に見えることも
織り手さんのモチベーションに繋がっています。
*今回ご紹介させて頂いた工程は一例です。織り方や織り機、織り手さんの状況等によって異なります。
手前の綜絖(そうこう)枠を手で下げて、タテ糸の上下を入れ替えます。
9. ヨコ糸を通して織る
7と8の工程を繰り返し、織り進めます。
織り進めるほど反物が仕上がっていき、成果が目に見えることも
織り手さんのモチベーションに繋がっています。
*今回ご紹介させて頂いた工程は一例です。織り方や織り機、織り手さんの状況等によって異なります。
機織りは、一定のパターンを繰り返すことで進めることができますが、
素材の特性の違いや織り手法のバリエーションが多いため、
新しいことに挑戦する際には、職員さんと細かく確認をしながら進めます。
福祉作業所では、障がい特性や身体的特徴を考慮し、できるだけ負担を少なくしたり、
「好き」「楽しい」「織りたい」という気持ちを大切に
織り手さんが楽しく作業できるよう様々な工夫がされています。
素材の特性の違いや織り手法のバリエーションが多いため、
新しいことに挑戦する際には、職員さんと細かく確認をしながら進めます。
福祉作業所では、障がい特性や身体的特徴を考慮し、できるだけ負担を少なくしたり、
「好き」「楽しい」「織りたい」という気持ちを大切に
織り手さんが楽しく作業できるよう様々な工夫がされています。